SNS(ソーシャルネットワークサービス)にはFacebookやMixyといった代表的なモノから、GREE・モバゲー・LINEなどのゲーム、コミュニケーション・ツールがSNS化したものまでが含まれています。短い140文字以内の「ツイート」を投稿するTwitterもまたSNSのひとつで、登録が実名でなくていい気軽さや、スマホのおかげでいつでもどこでも「つぶやける」ようになり爆発的に利用者を増やしています。
SNSは使い方一つで「薬にも毒にも変化」します。身近な会話を楽しめる便利性だったり連帯感だったり、充実した時間を過ごせたりもしますが、一方で「祭り」や「炎上」と呼ばれる一種の過剰反応で、なんらかの社会的制裁を受けることもあります。
・2011年東京、ホテル内飲食店のバイトが芸能人の来店をツィート
・犯罪(飲酒運転、イジメ、窃盗など)の自慢、犯罪予告
・立場を利用した怪しいサービスへのステマ(ステルス・マーケティング)など
上記の例は、元々モラル・ハザードへの意識が低い人たちだったのかもしれませんが、実生活とおなじように友人と話す感覚でツイートしたことで「炎上」し、いずれもネット上で身元を特定され晒されたり、警察や学校、所属組織に連絡されるなど、少なからぬ影響が出ています。
これがTwitterの「バカ発見器」と呼ばれる所以です。
■SNSの依存症化
SNSをいまいち活用しきれていない私のようなオジサン世代からすれば、SNSは一種の「酒場の喧噪」に似ている気がします。見知らぬ人と酒場でどれほど意気投合しようが、それがリアルのビジネスや私生活に影響することはほとんどありません。
「若者世代のSNS依存症」は、昔、居酒屋で見かけたアル中のオジサンを思い出させます。
リアルのつながりを酒場で再確認するのはOKですが、酒場のつきあいをリアルのつながりに活かす例はとても少ないのです。
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