デザイン/デザイナとは…

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デザイナ(英語:designer)とは、視覚領域において意匠計画や図案、設計などをてがける人のことをさします。日本には公的なデザイナ認定資格がないため「デザイナ」といえば、グラフィックデザインや家具・内装、工業デザイン分野の人をさす場合がほとんどですが、不思議なことに女性が「デザイナ」と聞いて最初に思い浮かべるのは服飾デザイナであることが多く、また視覚領域以外の香り、味などで製品企画・開発にあたる人を「○○デザイナ」と呼ぶことも一般化(ライフスタイル・デザイナとか… )しつつあります。

 

また視覚領域の意匠計画であるがゆえに、デザインには2つの要素が求められます。1つは当然のことながら「美的」に優れていること。人々を魅了する美しさが無から有を生み出す力になります。そしてもう1つは「機能的」であること。本来の目的を原点として見据え、設定された目標を達成する力のことです。では、それぞれを詳しくみていくまえにデザイン全般の各カテゴリーをおさらいしておきましょう。

 

デザインの分類<デザイン・カテゴリ>

 <デザイン・カテゴリ> 

 ・グラフィックデザイン 商業印刷デザイン  

 ・インテリアデザイン  建築内装デザイン  

 ・インダストリアル   工業製品デザイン  

 

なかでも商業デザイン/グラフィックデザインは対象によってさらに…

 ・アドデザイン

  (広告・広報物を含めた広範囲) 

 ・ウェブデザイン

  (サイト構築に関する広範囲) 

 ・エディケーションデザイン

  (出版物関連) 

 ・パッケージデザイン

  (梱包資材・商品包装関連) 

 ・その他の印刷物全般

  (営業支援ツール/SPPOP関連・etc.

   ※営業支援ツール(名刺・会社案内・チラシ・小冊子・etc.

   ※SP(販売促進ツール/セールスプロモーションの略)

   ※POP(商品陳列の際に利用される「あおり」) 

 

そして、それら個々の分野にまたがる

 ・マーク・ロゴなどのCIデザイン (CI/コーポレイトアイデンティティの略)

 ・タイポグラフィー (文字のデザイン)

 ・ピクトデザイン (ピクトグラム/絵文字)

 ・イラスト(これまたさまざまなジャンルがある) 

 ・CG (エフェクトや3Dなどを専門的に請け負う)

 ・フォトデザイン(これまたまた範囲が広い)  

 

またそれぞれの作業分担に関わる… 

 ・プランニング &ディレクション

 ・コピーワーク/ライティング(全然別のモノですが... 

 ・カンプデザイン(たたき台作り/最近は省略されつつあります)

 ・オペレーション(ただの入力作業だったりもします)  

 

ざっくりとした分類ですが、ひとくちにデザインといっても幅広いジャンルがあり、多くの人たちがそれぞれの力をあわせて制作にあたっていることがおわかりいただけることでしょう。なので、たとえ出版物の会社でうまく仕事ができなかったとしても、もしかすると梱包資材会社の企画・制作部で成功する可能性だってあるんですから、あきらめずにチャレンジし続けましょう。

 

 

<経験不足は理論武装で、目標は経験を重ね少しずつ>

いまではコンピュータとインターネットのおかげで、誰もがそれなりにカタチあるものを制作できるのでフリーという肩書きのもと、デザイナを名乗ることもカンタンです。(名乗るのは容易ですが、それで食べていけるかはまた別問題) まずは友人・知人のお店やお勤め先の小さな仕事からはじめて経験を積み、次第により大きな仕事につなげていくことも不可能ではありません。

 

しかしながら最低限の基礎知識を身につけ「理論武装」しておくことは、お客さまからの信頼を得る(安心感を与える)うえでとても大切です。プラスして、デザインに関する専門知識を身につければつけるほど、お客さまからのさまざまな要求に対して応えることができるようになり、感謝されることも増えてきます。するとますますデザインが楽しくなってきますから、あせらず少しずつ勉強を重ねていきましょう。

 

このサイトでは、デザインの雑学だけでなく、現場で実際に活かされるであろう「デザインの理論武装」に役立つ情報を中心にまとめていく予定ですが、すでに他のサイトで紹介されている貴重な情報に関しては、丸写し(丸パクリ)するのではなく、リンクで紐づけし、また みなさんからの希望があればセミナーとして開催(スクーリング?)することも視野にいれています。でも、ちょっとその前に…

 

 

<目標設定は2通り>

人は何かの資格やスキルを身につけたいと願うとき、その達成まで手法として目標を設定しますが、その設定のしかたにも2通りあるようです。1つは、医師や弁護士といった国家資格などの場合。競争率が高く、合否の結果がはっきりしていますから、当然のことながら目標に向かって日々邁進していく「大目標達成型」が適しています。

一方、職人やデザイン業界のような世界で大成するには、少しずつ経験値を積み、それに見あった知恵や能力を高めていく「小目標積上げ型」が向いているようで、メリットは結果が成功か失敗かの判断ではなく、成功のレベルを自身の成長にあわせて少しずつ高く、低く設定しなおせることです。ですから全然うまくいかないといった大失敗のリスクがありません。

 

誰だってはじめのころは初心者です。アルバイト感覚、副業ではじめたってかまいません。月に1つの作品しかできなくても長く続けていれば作品集になっていきます。ですから現時点で理解できなかったり上手にできなかったとしても、あせらず続けていれば、いずれできるようになると信じて、自分自身の成長を楽しみましょう。

 

注意したいのは、何も行動に移さず「自分には何が向いているのだろう」と自問自答したり、形から入るほうがラクだとばかりに無駄遣いだけで終わらせてしまうことです。(自戒をこめて) これは何もデザインだけにかぎったことではありませんよね。自らの行動なくして役立つ経験は得られません。

なので、ともに学ぶ友人・知人の存在は重要です。自分一人での試行錯誤より、他人の失敗談、成功秘話などはとても参考になります。

 

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